エピペンとアレルギーとすずにこ

重度の食物アレルギー(牛乳 卵 小麦)を持つ娘 りん と エピペンを片手にもつ母 すずにこ の生活ブログ

脱ステ嫌悪派のわたしが漢方+脱ステロイドに挑戦してみることに。

 


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私は赤ちゃんの頃からアトピー性皮膚炎です。

悪化したり、良くなったり繰り返しながら生きてきました。

 

悪化するとステロイド外用剤を塗り、良くなったら特になにもしない。

 

ものすごく酷い訳ではないけれど、肌は綺麗とはいえず若い頃は特にコンプレックスでした。

 

 

 

母や妹は超がつくほどの美肌。

ファンデーションは1番明るい色でも肌より黒いという肌の白さ。

私は長年の炎症で首とおでこが少し色素沈着して暗い色なのでそれに合わせるとファンデーションは1番暗い色でも合わずに白い……。

私も母の血を受け継ぎたかった💦

といっても仕方ない。

 

 

ここ何年かはずっと赤ちゃんが居る環境でしたので、私に塗ったステロイド外用剤が健康な子供の肌に着くのが嫌でほとんど塗っておらず、特に酷くなった場合のみ塗る程度でした。

 

月に数日は綺麗な肌。

それ以外はどこかしら赤かったり痒かったりしましたが、そういうものと思い受け入れていました。

 

 

 

ステロイドというものは昔から知っていました。

私はステロイドを悪にする考えは嫌いです。言っているのは大抵医学的知識が無い人達、エステ業界、胡散臭い人達ばかりで。

 

 

ステロイド外用剤は長いこと使われてきており副作用もよくわかっています。内服と違い作用は局所的で重大な副作用は基本的に出ないですし。

ステロイド外用剤には弱いものから強いものまでランクがあります。

適切なランクのステロイド外用剤を適切な期間、適切な量を塗れば特に問題はないです。

大抵トラブルがおこるのはランクが合っていない、期間が合っていない、塗りかたが悪い、医者が適当にステロイドを処方してしまっている、のどれかだと思います。

 

 

ステロイドは塗らない。脱ステロイドやっている。という人の事は正直、ある意味宗教のようなものだと思い見下していました。

 

 

そんな私でしたが、夫のすすめもありアトピー性皮膚炎に漢方治療をやってみることになりました。

 

夫は医師ですが東洋医学の勉強もしており、患者さんにも漢方薬や、鍼灸を施しています。

 


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私自身も効果はわかっているつもりです。

実際に肩こり、頭痛には著効でよく鍼などやってもらいます。

長い歴史のなかで経験的に施されてきた東洋医学。知れば知るほど深くて、不思議で面白い。

 

今回の漢方治療は市販の漢方薬や、病院で処方されるツムラ漢方薬では無く本物の漢方薬での治療です。

生薬を煎じて飲みます。

 

 

その漢方の先生にステロイド外用剤は絶対に塗らないでと言われました。

 

東洋医学的にはステロイド外用剤によって腎の津液を減少させてしまう。ということでした。(たぶん)

 

胃腸で発生した熱を、腎の津液で冷ます。

熱=原子炉

津液=冷却水

と考えるとわかりやすいと仰いました。

 

私はステロイド外用や授乳により津液が減少してしまい、胃腸で発生した熱を逃すことが出来ず、その膨大な熱が皮膚の炎症を起こしている状態だそうです。

ですので、皮膚の漢方+津液を増やすような働きの漢方を出すとのことでした。

 

そして漢方の先生に

 

大人になってからのアトピー性皮膚炎の漢方薬治療はおすすめしません。

地獄を見ます。

地獄を見てもいい、良くなりたいという強い意思があるのなら開始しましょう。

 

と言われました。

ステロイド外用剤をやめることにより、皮膚状態がかなり悪化してしまうとのことでした。

 

こわ。

 

 

 

 

ですがここ数年、月に数度しかステロイド外用剤は塗っていないし、地獄にはならないのでは?

とりあえずやってみて地獄なら止めたらいい。

 

 

そう思い割りと軽い気持ちで始めることにしました。

 

地獄の意味も知らないで。

 

 

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